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トピックス 2024.07.21 2024.08.18

ヴィーガン栽培?動物性有機肥料・堆肥不使用のお米が気になる

家畜たちの糞を使用した肥料で育てている野菜を食べているヴィーガンは矛盾している!

ヴィーガンが主張する通りに家畜たちがいなくなってしまえば、動物性堆肥がなくなって野菜やお米が栽培できなくなる!

ヴィーガンになると、この様な主張にしばしば出会します。

たしかに現時点では、動物性の肥料や堆肥はなくてはならないもので、これが一気になくなってしまうと野菜やお米の農業が立ち行かなくなってしまうかもしれません。

しかし実際のところ、動物性の肥料や堆肥がなくても野菜やお米を栽培することは可能で、そうしている農家さん存在します。

今回は、ヴィーガン栽培と言われる「化学肥料・農薬を使わず、動物性有機肥料・堆肥も一切使わない自然栽培」によって作られているお米をご紹介します。
(各お米は購入できる期間が限られている場合があります)

leaves ヴィーガン栽培、自然栽培とは?

オーガニック、有機野菜という言葉をよく聞くことがあるかもしれません。

一般的にオーガニック野菜と言われるような、有機JASマークが認められる農作物は、種まきや植え付けの2年以上(多年生作物の場合は最初の収穫の3年以上)前から、化学肥料や農薬、除草剤を使っていない土地で栽培されたものに限られます。また、肥料や堆肥は動物性のものでも問題なく使用が許可されています。

一方でヴィーガン栽培は、動物性の肥料や堆肥を一切使用しません。その代わり、植物性の有機肥料や堆肥を使用することがあります。

さらに自然栽培では、植物性の肥料や堆肥も使用しません。土が持つ本来の力、そして太陽と水の力だけで栽培する方法です。

ヴィーガンというライフスタイルを実践している人ならば、動物性肥料・堆肥不使用のヴィーガン栽培か自然栽培の作物を選択したいと考えるのではないでしょうか。

leaves ヴィーガン栽培「佐賀県みやき町のヒノヒカリ」白米

佐賀県産 植物性のみで育てたビーガン米

ヴィーガン栽培「佐賀県みやき町のヒノヒカリ」白米

佐賀県みやき町 サガンベジ 寄付額:36,000円〜

こちらは世にも珍しいヴィーガン栽培のお米。
パッケージにも「Vegan米」と記載があり、生産者の「サガンベジ」さんのロゴマークとあわせてなんだかオシャレです。

九州佐賀の方では、「佐賀の」というときに「佐賀ん」と訛るようで「サガンベジ」は佐賀のお野菜という意味になるそうです。

サガンベジさんの取り組みの先には、「食の安全を子どもたちへ受け継ぐ」という目標があります。そのために次の様なモットーを掲げて野菜作りに励んでいます。

・動物、人間が共存し化学物質の無い環境を作る
・自然の環境保全
・安全で高品質の有機野菜を安定供給

vegan米もその中のひとつとして、化学肥料や農薬、除草剤、そして家畜の排泄物など動物性の資材を一切不使用で作られているのです。

肥料や堆肥を一切使用しない「自然栽培」との違いは、自家製の植物性肥料と植物性の堆肥を使用しているということです。

植物性の堆肥って、実は一般家庭でも野菜の皮や米糠などから作ることができますよね。
農園さんの自家製植物性堆肥、どんなふうに作られるのか気になります!

肥料や堆肥を使用しない自然栽培も人気ですが、自然の土に植物のプラスの力を与えて栽培するヴィーガン栽培ももっと人気になってほしいものです。

leaves 自然栽培「秋田県にかほ市のササニシキ」白米・玄米

自然栽培「秋田県にかほ市のササニシキ」白米・玄米

秋田県産ササニシキ 郷山のお米

秋田県にかほ市 ヤマチョウ 寄付額:37,000円〜

鳥海山の雪解け水で作る、雪国の秋田ならではの自然栽培米です。

粘りの少ないあっさりとした食感が特徴のササニシキで、冷めてもおいしさが持続します。酢飯にも適した品種です。

もともとお米農家として生まれたヤマチョウ代表の佐々木大作さんは、農業を継がずに多忙な日々の中、食生活の乱れによる体調不良のため、「食べ物」について考えるようになったそうです。

化学肥料、除草剤、農薬......
これらを使用したお米を子どもたちに食べさせたいと思うか?
そんな想いから、就農後、独自の方法でお米づくりを始めることにしました。

たくさんの失敗、大変な草刈り、そしてわずかな収穫。
それでも自然だけの力でお米ができることを知り、その道を突き進むと決めたとのこと。

日々の苦労と努力を積み重ねながら作られた安全でおいしいお米はいかがですか?

leaves 自然栽培「青森県のまっしぐら」玄米

自然栽培「青森県のまっしぐら」玄米

地球環境と健康を考える「HIRYU」のVEGAN RICE認証を取得した自然栽培の玄米です。

VEGAN RICE認証とは、農薬・肥料・動物性堆肥が不使用であること、硝酸隊窒素・放射性物質の検査がなされていること、そして異物混入選別処理がなされていることが基準になっています。

動物性堆肥を使用していないのはもちろんのこと、消費者が安心・安全なお米を気軽に選べる認証制度はありがたいですね。

「まっしぐら」は、他の品種に比べて圧倒的にお米の粒が大きいのが特徴です。しっかりとした弾力が感じられるため、食べ応えがあり、よく噛む必要があるのでダイエット時にも適しています。

あっさりとした味にフルーティさも感じられる美味しいお米で、これから人気が高まると予想されている品種です。

leaves 自然栽培「岡山県の希少品種 朝日」白米

自然栽培「岡山県の希少品種 朝日」白米

晴れの国とも言われる岡山の気候風土にあった「朝日」は、岡山で生まれ育った人工交配のない希少種だそうです。

ふっくらとした粘り、上品ですっきりとした甘味が特徴で、冷めても味が落ちないためお寿司やお弁当にも使いやすいお米です。

自然栽培のため、肥料・農薬・除草剤は使用していません。しかし、NPO法人岡山県自然栽培実行委員会の認めている一部の資材は使用されている可能性があるとのこと。

その一部資材とは...
・食酢
・米ぬか
・もみ殻
・もみ殻くん炭
(2023年3月時点)

つまり、ヴィーガン栽培なのです!米ぬかやもみ殻は、お米が主食の日本では大量にあります。資材へ転換して活用されるのはとてもいいことですね!

希少種のヴィーガン栽培米、気になる方はぜひ試してみてください。

leaves 自然栽培「熊本県のミルキークイーン 黄金純米」白米

自然栽培「熊本県のミルキークイーン 黄金純米」白米

ミルキークイーンはコシヒカリの変種で、甘みが強く、冷めても美味しいお米です。また、デンプンの一種であるアミロースの含有率が低いため、ご飯の粘りが強いという特徴もあります。

お米を作る過程で出る「稲わら」と「米ぬか」だけを田んぼへ返し、その他の肥料や堆肥は使用していません。もちろん、農薬や除草剤も不使用です。
そして、熊本県阿蘇のミネラルを多く含んだ地下水を使用しています。

九州といえど熊本県阿蘇の冬はとても厳しい寒さですが、その期間にお米の種もみ(芽がでる前のお米)を露地栽培するのだそうで、それによってお米がが本来持つ力を最大限に発揮させることができるのだとか。
一般的な農法と比べると、お米の収穫量は1/2程度になってしまうため、とても貴重なお米なのです。

leaves まとめ

今回はヴィーガン栽培より自然栽培のお米のご紹介が圧倒的に多くなりました。

自然栽培が人気だということもありますが、植物性肥料や植物性堆肥が一般消費者に認知されておらず、農家さんが使用するメリットが少ないのでは?と感じます。
(使用すると自然栽培と言えないためです)

しかし、堆肥や肥料は決して悪いものではありません。植物性の肥料・堆肥を使用して効率的にヴィーガン栽培が行えるようになれば、農家さんにもメリットは大きいはずです。

ヴィーガン栽培によって、家畜の糞などの動物性肥料・堆肥が不要であることが周知されていけば、動物搾取をやめるべきだという主張がより理解されやすい世の中になるのではないかと思います。